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1on1ミーティングの効果は測定できるの?導入後の組織像を考える

こんにちは、TeamUp編集部です。

今回は、1on1ミーティングを導入した後の全社的な効果にフォーカスした記事です。1on1ミーティングという施策が良いものなのだろうと感覚的に理解しているものの、それではなかなか周囲を説得できないとお困りの方も多いのではないでしょうか。

1on1ミーティングを導入した後に、何があれば「導入して良かった」と言えるのかの着目ポイントをご紹介します。

効果測定の方法

1on1ミーティングの難しさは、「これをすれば売上が○%上がる」というわかりやすい結果が出ないことです。一方で、要因は一つではないものの、「1on1ミーティングのおかげで変わったかもしれない」と思えるような項目は存在しています。

エンゲージメントスコアを比較する

一つめに、エンゲージメント計測ツールなどを利用したスコア比較が挙げられます。

1on1ミーティングの導入後に、エンゲージメントスコアが向上した例があります。上司とのコミュニケーションが増えたことによって、いつもより少し長期的な視点が共有されるようになったり、評価への納得度が高まったりなど、「この会社で働く意味」をより実感しやすくなったことが影響しているかもしれません。

退職者数を比較する

1年以上継続した場合は、退職者数や退職・異動相談数などを年間比較するのも良い方法です。

実際に、TeamUpがご支援させていただいている企業様からは、「退職者が減りました」や「退職を考えているときは事前に相談されるようになりました」といった感想をいただくことがあります。

1on1ミーティングによって、社員の退職が「突然やってくるもの」から「ある程度コントロールできるもの」に変わることがあり、これは1on1ミーティングの導入の効果的な例として挙げられるかもしれません。

アンケートを取る

定量的な計測が難しい場合は、現場の声を集めることを検討してみましょう。アンケートは、上司と部下の両方に対して実施することが好ましいです。

1on1ミーティングを通して変わったことや、続けたい理由などの生の声を聞くことができます。確かに、良い意見ばかりとは限りませんが、その場合は組織の課題がより明確に見える可能性があります。

長期的な実践を

1on1ミーティングの効果測定方法を、うまくいった場合の例とともにご紹介しました。

1on1ミーティングは負荷が大きいため、効果が出る前に挫折してしまう例が非常に多くありますが、継続することで変化が起きるものです。まずは一部の組織で一つ成功事例を作ってから、大きく展開させる流れがおすすめです。