1on1ミーティングを受ける側からより良い時間にするためのポイント
こんにちは、TeamUp編集部です。
1on1ミーティングの導入が決まり、上司側には会社からの比較的厚いフォローがある一方で、部下側としてはどうしたら良いのか分からず戸惑っている方も多いのではないのでしょうか。「せっかく上司や先輩が自分のために時間を使ってくれるので、最大限に活用したい」と思っている場合、心がけ次第でさらに何倍も効果的な時間にできるはずです。
今回は、1on1ミーティングを受ける側(部下側)の視点で、能動的により良い時間にしていくためのポイントをご紹介します。ぜひ、これからの1on1ミーティングに備える材料にしてみてください。
事前に準備してから臨む
1on1ミーティングには必ず準備してから行きましょう。終わった後に、なんとなく話しきれなかった気がしたり、モヤモヤが残ったりする問題はとても起きやすいのですが、事前に話したいことを整理しておくだけでだいたいの部分は解決できます。
事前準備の際には、直近のできごとだけではなく、週〜月単位で取り組んだことや考えたことを話せるようにまとめておきましょう。相談事項を忘れてしまう場合は、その都度メモを残すやり方もおすすめです。
ただし、準備に時間をかけすぎて本業に支障が出ないように気をつけましょう。10~15分程度の時間で十分です。
自分のことを少しずつ知ってもらう
1on1ミーティングは上司側と部下側の双方の歩み寄りが必要です。
おそらく、上司側は部下一人ひとりに合わせてサポートしたいと思っていたとしても、はじめは部下のことをよく知らないので、どうサポートしたら良いのかと不安に感じながら1on1ミーティングを行っているはずです。ぜひ、無理をしない程度に自分のことを知ってもらうような内容を話してみましょう。
例えば、「自分は話す前に考えるので、少し黙ってしまうことがあります」と伝えれば、自分が意見を言うまで待ってくれるようになるかもしれないですし、「仕事を依頼されるときに、いつも期限を一緒に伝えてもらえるので安心できます」と伝えれば、今後もそのようにし続けてくれるかもしれません。
逆に、上司の価値観を聞くことができたら、今より良い協力方法を自分からアプローチできるようになるチャンスでもあります。お互いのことをより知ることができれば、日頃の仕事がより進めやすくなるはずです。
1on1ミーティングの感想を伝える
1on1ミーティングの最後に、一言でも良いので感想を伝えましょう。もし、直接伝えることが難しい場合は、終わった後にメッセージを送るのでも良いでしょう。
1on1ミーティングは、数値的な効果を計測しづらい施策です。したがって、上司側は「やって意味があったのだろうか」と不安になってしまいがちです。「ありがとうございました」や「なんとなくすっきりしました」でも十分です。上司にとっては、何も反応がないことに比べると大きなインサイトになります。
慣れてきたら、1on1ミーティング自体をより良い時間にするためのフィードバックをしてみるのも良いでしょう。
1on1ミーティングは協力して改善していく
以上、1on1ミーティングを受ける側からより良い時間にするためのポイント3つでした。上司と協力し、1on1ミーティングを継続的に改善しながら進めていきましょう。